複雑性PTSD患者に心理カウンセリングの常識は通用しない

 

こんにちは。

 

複雑性PTSD相談室

Yoshie’s cafeの加納由絵です。

 

毎日暑いですね。

 

私は、最近は

スクリーンセーバー代わりに

youtubeのクラゲを

iMacいっぱいに泳がせています。

 

これね。

 

 

結構良いです。

癒されます。

 

 

さて。

 

今日は

 

複雑性PTSD患者には

心理カウンセリングの常識は

通用しない

 

について

お話ししてみます。

 

どちらかというと

支援者向け

専門家向けになります。

 

 

臨床の場で

カウンセリングを行う場合

「中立性」が求められますよね?

 

セラピストは

一方の味方をしない

双方に中立な立場で

傾聴に徹する、という常識です。

 

 

でも、この常識は

複雑性PTSD患者には

通用しません。

 

 

なぜなら、彼らは

「何でも自分への非難として

受け取ってしまう認知症状を

持っているから」です。

 

 

中立な立場で接すると

「どうしてわかってくれないんですか!」

「信じていたのに!」

「裏切られた!」と

 

一方的に感情爆発を起こして

セラピストを罵倒しまくり

ものすごい勢いで

ドアを閉めて

料金も支払わず去っていく。

 

そして、後に

「治療現場での二次被害!」

「ドクハラ!」

「訴えてやる!」という騒動になり

 

結果、そうした行為に至るまでの

モチベーションや状況がない場合は

SNSに誹謗中傷を

投稿しまくる

 

という流れが

一般的です。

 

 

 

その怒りのパワーは

凄まじいものがあります。

 

いくら、その状態が

トラウマ症状だと

わかっていても

 

目の前で怒り狂っている

患者さんと向き合うのですから

かなり疲弊します。

 

この状態の患者さんの場合は

いきなり心理教育に入るのは

かなり難しいのが通例です。

 

ある程度

これまでの人生に関する語りに

共感と同意の傾聴を行なったのち

 

多少、落ち着いてきたところで

少しずつ、アセスメントに入る。

 

とても時間がかかります。

 

 

 

脳の過覚醒状態の影響で

些細なことにも

過敏に反応する状態ですから

 

セラピストの言葉尻を

過敏に捉えて

 

「バカにされた!」

「侮辱された!」

「無視された!」

「見下された!」

という

 

誤った認知のまま

出来事を意味づけしてしまいます。

 

患者さんも苦しんでいますが

セラピストも苦しみます。

 

 

 

この状態を続けていると

セラピストはバーンアウトします。

 

共感性疲労や代理受傷も起きます。

支援の中でコンパッションファティーグも

現れることもあるかと思います。

 

トラウマケアに携わる支援者は

十分なセルフケアが必須になります。

 

セルフケアについては

個々の嗜好性にお任せしますが

意識して行うことをおすすめします。

 

 

私も過去

面談の席で

 

さまざまな感情爆発に遭遇し

さまざまなダメージを

患者さんから負わされました。

 

私のような立場の人間にしか

安心して

そうした感情表現ができないほど

 

日常生活の中で

困っておられるのだと

痛いほどわかります。

 

 

本当は、その怒りは

私ではなく

もっと別の誰かに

向けたかったものなのだろうと

そう思うこともあります。

 

 

トラウマケアは

トラウマに関する知識がないと

支援者は壊れます。

 

 

何の知識もなく

うかつに関わることは

更なる事故や被害につながります。

 

トラウマに関する知識を持って

トラウマインフォームドケアを

提供できる

 

双方にとって

安全な空間づくりを

心がけたいものです。

 

 

 

トラウマについて

詳しく知りたい方は

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